文学博士/百人一首の女流研究者
プロフィール
1980年3月 関西大学法学部卒業
2000年3月 大阪府立大阪女子大学学芸学部卒業
2008年3月 大阪大学大学院文学研究科文化表現論専攻博士後期課程終了
博士(文学)大阪大学(博士論文テーマ「藤原定家の百首歌」)
2009年4月より摂南大学非常勤講師
米学会発表・論文多数。現在、大学教員・研究者として活動しながら、『百人一首』に関する講演や『伊勢物語』の講読会を行っている。
専門和歌・・・主として中世―藤原定家の和歌
所属学会・・・和歌文学会・中世文学会・和漢比較文学会
趣味: 旅行
これまでの実績
24歳で結婚。主婦としてごく普通の生活を送っていたが、40歳で一念発起。 府立大阪女子大学(現大阪府立大学)を受験、3年生に編入し、念願だった藤原 定家の和歌をテーマに卒業論文を書く。
その後、指導教官の薦めもあり同女子大の大学院博士前期課程(修士)に進む。 さらに、大阪大学大学院博士後期課程(博士)に進学。 指導教官や周りの人たちに助けられながら、学会発表や論文執筆など古典の 研究を続け、平成20年3月、大阪大学で文学の博士号を取得する。
現在も大学で非常勤講師をしながら研究を続けているが、地元で古典講座を 開いたり、古典の面白さを広く知ってもらうため、楽しくわかりやすいをモットーに 講演活動を行っている。
書籍
『文集百首全釈(歌合・定数歌全釈叢書)』 共著(2007年、風間書房)
慈円、定家、寂身が詠じた『白氏文集』詩句題による百首歌。 三者三様の表現の中に和と漢の融け合う世界が、今蘇る。